都市型音楽を再考する。〜秋の夜風に当たりながら街のざわめきを眺め聞きたい曲〜
秋が深まってきました。京都では色々なお寺の特別拝観をやっているそうなので行きたいです。
さて、今日は夜の都会でぼんやりと聞き流したい音楽を勝手におすすめして行きたいと思います。そう、ハロウィンの喧騒を遠くで眺めていたあなたにオススメしたい!
まずはこれ
くるり - 琥珀色の街、上海蟹の朝 / Quruli - Amber Colored City, The Morning of The Shanghai Crab
くるりっぽくない曲ですよね。POPなPVですが、曲としては遠くにキラキラした街が見える所で黄昏時に聞きたいなぁ。って感じがします。
Vo.の山口さんは郷愁を想った曲にしたかったそうです。前作の新宝島もそうでしたが、80年代の日本のポップスをロックやエレクトロニカと混ぜて再構築する感性がクールです。打ち込み?の音のタイミングからも職人が作った音楽の雰囲気があります。
この曲は都会のビル風が吹いた瞬間に、故郷の田んぼをざわつかせた風を思い出す感じで聴きたいですねぇ。(限定的シチュエーション)
Suchmos "STAY TUNE" (Official Music Video)
ジャケットからして都会的なSuchmosのこの曲。ジャジーでグルーヴィーでポップ。夜の東京が合いそうですね。最後のノイジーなギターが、麻婆豆腐の山椒のような役目を果たしていますね。これは首都高をオープンカーで隣に美女でも乗せながら聞いてみたいですね!(遠い目)
Suchmosのベースとキーボードがメンバーであるという、SANABAGUN.
ジャズ+ヒップホップ+ポップ+(ヒーリング?)
中々日本にこんなジャンルのバンドはいません。サビの歌詞も
『トイレットペーパーで、お尻をさぁ拭いて、重い腰を上げてさぁ布団へ帰ろうぜぇ〜』
とてもユニーク。あんまりないシチュエーションですが、2度寝できるんやなぁっていう幸福が浮かんできます。
金曜日の仕事終わりに電車で聴きたいです。
次は相対性理論。やくしまるさんの幻想的なウィスパーボイスと真部さんの頭脳がマッチした名曲です。
バイクで女の子とタンデムしたくなるー!(でも歌詞に出てくる2ストロークのバイクは焼けたオイルが排気口から出て臭くなります。女の子受けはダメです。)
真部さんは相対性理論を抜けてしまいましたが、その後もハナエというシンガーのプロデュースをし、今ではVampilliaというバンドでプレイをしているそうです。
次は向井秀徳とLEO今井からなるユニット,Kimonos。都会出身のLEOさんと福岡市博多区からやってまいりましたThis is 向井秀徳。それぞれが雑多な音楽ジャンルを消化し続けたどり着いたこの音楽。水辺に近い冷凍都市で浮遊するような散歩をしながら聴きたいです。
Kimonosももちろんですが、メンバーそれぞれ都市型音楽を過去に作っていますね。
これはアコースティックverです。
正式なverはこっち。
浮遊するような感じ。でも現実はしっかり見ている。そんなサウンド。深夜3時ごろまで都会の街中をうろついてしまったあなたに聞いてほしい。
LEO今井 (Leo Imai) - Furaibo (Wanderer)
ではありませんよ!!
風来坊とは『風に吹き寄せられたように、どこからともなくさまよって来た者。また、気まぐれ者。』
なんだか都会の人に似ていますね。都会という風に吹き寄せられたように地方からやってきた若者。みたいな。
長渕剛氏も東京は田舎者の集合体。なんて言っていましたし、
サカナクションの山口さんも下のインタビューで同様の発言をしています。
まとめ
1.都市圏にはジャズっぽい、もしくはエレクトロニカっぽい曲が合う。
2.リズムはどちらかといえば軽い方が良い。
3.1ジャンルだけを追求していない曲が多い。(都会の雑多な感じと繋がるのだろうか?)
まとめになっているだろうか?(笑)