常識は疑え

公の面前で大げさに吐露することにしました。

ボブディランのスピーチがノーベル文学賞モノだった。

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このスピーチは、私は読んでいて鳥肌が立つほどに感動してしまいました。

特に、5万人は1つのペルソナ、50人は個々のアイデンティティを持つというくだりは、客が多くても、少なくても、いや、オーディエンスに総スカンを喰らおうとも、自らの楽曲、ステージに真摯に向き合ってきたディランらしいエピソードだと思います。

 大量に情報が届けられるようになった現代、オーディエンスの顔を見ることもできなくなることもありますし、真剣に聞かれる前に消費されてしまうことも少なくありません。少数のオーディエンス(言い換えれば顧客ともなる)と真摯に向き合うことは難しくなりました。

しかし、それが自らの仕事に情熱を注げるかどうかの一つのピースであり、ディランの詩が文学と認められノーベル賞を受賞する理由になったのではないかと私は思いました。