常識は疑え

公の面前で大げさに吐露することにしました。

ターキッシュエアラインズ

今回、暇を見つけてロンドンへの旅行を計画しました。

DeNAトラベルにて往復60000円という中々のお値段!(ステマじゃないよw)

www.skygate.co.jp

しかも航空会社はターキッシュエアラインズ!顧客満足度No.1の呼び声高い航空会社です。

このブログ自体は、トランジット地のトルコのイスタンブール国際空港より書いております。テロ事件が昨年発生したり、クーデターがあったりとあまり良いニュースは聞かないトルコですが、空港は国際色豊かで、様々なお店が朝の5時から営業しております。

成田空港を22時30分発の飛行機(良く出発時間が30分早まるという話を聞いていたが、今回も30分早まり、22時丁度の出発となりました。)

ターキッシュエアラインズ、サービスが良いという前評判でしたが、乗ってみてやはりサービスが良いと感じました。

私が乗っていて良いと思ったサービスは…

①タッチパネル式大画面モニター

ipadやその他タブレットPCのように、映画や音楽、フライト情報を表示してくれるモニターが付属しています。映画も見やすい。(しかし、消灯後は画面が明るすぎるのがちょっと問題か)そして画面にはUSBコネクターが付属しております。

 下手にコンセントを用意してもらうより、遥かに使いやすいです。USB充電スポット搭載スポットをまだまだ増やして欲しいものです。

②アメニティグッズ

スリッパ、靴下、アイマスク、クリームがセットになったアメニティグッズを配ってくれます。12時間以上という長いフライトですが、エコノミークラスでも、多少快適に過ごすことができます。

③食事

ビジネスクラスだとシェフがその場で調理してくれる!!(+60000円)

しかしエコノミークラスでも食事は中々良かったです。私が失敗したなぁと思ったのは、空港ですでにラーメンと点心セットを食べて満腹状態で飛行機に乗ったのですが、出発して1時間半くらいで食事が出てしまい、最初の食事をイマイチ満喫できなかったという所です。多少空腹状態で乗った方が良さそうです。

食事の前に、今日はこんなメニューが出ますよ。という、しっかりした紙で作られたメニュー表を配ってくれるので、ちょっと気分も盛り上がります。

 そして、到着前の食事では和食も配ってくれます。ご飯とパンが同じプレートに乗っているのは、オルタナティブ感が強いです(笑)

 更に特筆すべきは、食事以外でもおにぎりやサンドウィッチを配ってくれること。和洋折衷のバランスが心地よいです。 以前乗ったブリテイッシュエアウェイズではシーフードカップヌードルで、それはそれで悪くはなかったんですがねw

 

 

競争社会は相乗効果のもたらすメリットに視点を持っていくべき

こんにちは。

ドナルド・トランプ大統領の発行する大統領令にあちこちで批判が殺到しておりますが、反対にそれに賛同する人間も少なからずいるというのが今回のタイトルの出発地点です。

 今回トランプを支持した勢力というのが、グローバル資本主義社会から取り残された右側の人々です。

彼らはこのグローバル資本主義の恩恵を受けられなかったと考えている人々です。

しかし、それは認識を誤認しているという考えを持っているというのが、私の想いです。

この前のブログにも書きましたが、

 

htakeno259.hatenablog.com

支持者たちは恩恵を受けられなかったのではなくて取り残されてしまった人々と考えます。

 これまでの生物の発展を紐解いていくと、取り残された動物は滅びて行っています。足の遅い動物は、草食動物で言えば逃げ切れず、肉食動物で言えば獲物を捕まえることができません。原始的に言えば、生き物は競争に身を置きながらずっと過ごしたわけです。

しかし、我々人類は、必要なものをアイデアを携え、産み出すことを行ったり、過去に起こった出来事を振り返ったり、先の出来事を予測したりしながら、多くの人類は生きるか死ぬかという所から脱却することができました。特にこの200年の進歩は目を見張るものがあります。

 この飛躍的な進歩を実現できた理由、それがモノ、コトにフォーカスした競争。そう私は考えています。

私の考えるこの200年間で起きた3つの大きな競争。

グローバル資本主義の台頭

競合相手と製品の機能やデザイン、価格を競い合うことで、製品は進化を辞めなくなりました。製品が進化を止めれば築き上げた財産を吹き飛ばすことになるからです。

 そしてもはやある一定数の人間は人間の作り出した物に置いていかれる事態になってしまいました。

帝国主義と2度の世界大戦

帝国主義が蔓延った世界で、各国は侵略のため、もしくは侵略を防ぐため軍艦、戦闘機、戦車、化学兵器を生み出し、体力をつけていきました。そして歯車が狂い出した時、多数の人を殺しあう狂気の世界がそこには現れてしまいました。

③資本主義VS共産主義

この競争によって、第二次世界大戦後はまた大きく進歩を遂げていきました。

資本主義国は共産主義国との争いに加え、企業間での競争の激化も発生した為、(+自由度の高さ)結果的に共産主義は倒れました。そしてこの間、あちらこちらで代理戦争が発生していたことも挙げておきます。

振り返っていけば、近代〜現代も競争の歴史でした。システムは変わりましたが、競争原理は変わっていないのです。競争に身を置く側からすれば、競争せずに既得権益を守りながら生活していくのは考え難くなります。成功しているアメリカ企業なんて競争と挑戦、多彩な文化に身を置き続けられたことが成功要因の一つだと考えられます。

 これは企業間だけの話ではありません。スポーツ然りです。野球で言えば、バッターはピッチャーの球を打ち返すために癖を読んだり、より効果的な打法を考えます。ピッチャーはそこで打たれ出したら、次の対策に新変化球を用意したり、フォームを矯正したり、対策を講じます。そうなることで、よりハイレベルな試合が生まれ、観客の満足度は高まっていきます。選手同士もハイレベルな争いをすると、そこにリスペクトが生まれます。

 自動車でも、H社がストリ○ムという、これまでに無い形状のミニバンを売り出すと、消費者ニーズにバッチリはまり、バカ売れしました。ライバルのT社は、寸法をほぼ同じにしてアラを潰したウィ○シュ

http://oops-japan.com/wp-content/uploads/2016/01/daigo1127.jpg

 を発表して、スト○ームのシェアを食いまくりました。

 原始的な生死を分ける形でない競争を人間は実施して進化していくことができました。

仮に企業間の競争で敗れて会社は潰れてしまっても、社内で技術、スキルを育んだ者は引き抜いてもらうことができます。

 行政、教育、企業は保護政策を考える前に、相乗効果が認められる競争の仕組みを推進し、それぞれの独自性や強さを引き出せる社会にしたいものです。

 今度は、クリント・イーストウッド監督作品『グラン・トリノ』を通して、他人種間での相乗効果を考えていきます。

 

SLを撮りに〜南房総SL撮影記2

 

1月21日、2度目のSL撮影へと繰り出して参りました。

前回の時

 

htakeno259.hatenablog.com

 とは違い、今回が運行本番だったので、人出は多いと予想されました。

前回同様、うまいこと各スポットを回って良い写真が撮れれば良いなぁと思いながら再び、おいたそ氏の車に便乗し、房総半島を南下していきました。

 まず、我々が目を点けたのが、外房線行川アイランド上総興津区間

この辺りは外房線の中でも単線ということもあってか、町と鉄道の

距離が近いです。SLに限らず、撮っていて楽しい所があります。

探していると、上り坂のスポットを発見!上り坂はSLがパワーを必要とするため、SLが煙をたくさん吐いて、絵になりやすくなるのです。

人も少なく、画角的にも良さそうなので、1発目はここで待機しよう!と決めました。

 そして2発目の場所探し。実は文字通りの落とし穴が待っているとも知らずに。さらに南下して行きました。『安房鴨川の先に良いところがあるんだよ!』と友人のおいたそ氏。いざその場所へ到着してみると、人気スポットのようで10~15人程の人が待機しておりました。それでもまだ場所が空いていたので、ここに場所を取ろうと決め、おいたそ氏が車を停車しようと端に車を寄せたその時!

『ズボン!』

 

と良からぬ音がし、車は進まなくなりました。見ると前輪駆動車の片輪が側溝に落ちているではありませんか!LSDも入っていないし、もうJAFを呼ぼう!となって1箇所目に決めたスポットはオジャンとなってしまいました。

もうこればかりは起きてしまったからにはしょうがありません。幸いだったのは、発生場所が道の邪魔をするところではなかったという所です。

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車はよっぽど傾いているので、通り過ぎる人、SLを見にきた色々な人に気づかれて、『落っこったの?』とか『大丈夫?』とか心配されました。最終的にはそのスポットに100人くらい来ていたので、SLが通り過ぎた後、人が一斉にはける時に車の横で待っていると、通る人通る人に上記のような言葉をトータルで何回かけられたでしょうか?ww

車のゴタゴタが発生している間に場所が埋まってしまったので、もう正攻法のスポットで撮影するのは諦めよう!と目の付け所がシャープな場所を探しに、散歩をして見ると、菜の花畑をハッケーン!

よし、ここは中井精也先生よろしく菜の花をうまいこと混ぜ込むんだ!と決意。

試しに在来線を撮って見るとまぁまぁ良い感じ?ここに決めた!と本番を待ちました。

しかし、本番直前になってくると、菜の花と鉄道の間に車がいっぱいやって来た。これまでの場所だと車がモロに写り込んでくる。あぁもう!と思いながら少々場所を変更!

いざ本番!さぁどうか!?

撮影した写真を見直して見ると、、

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エセ中井精也となっておりましたww

さりげなく電車を紛れ込ませながら、そこに確かな存在感を出すのはやはり難しいですね。

鉄道写真家 中井精也の1日1鉄!

毎日そんな写真をブログに挙げている中井精也先生に改めて敬意を評します。

 

そして撮影後、車は無事にJAFに引っ張り出してもらいました。ホイールが傷ついていましたが、まぁそれだけで済んで良かった。

最後に綺麗に洗車をして、無事に帰れましたとさ!

ガンジーは言った。『目には目を』は世界を盲目にする。

こんにちは。遂にアメリカはメキシコに壁を作り始めるそうですね。

冒頭のタイトルですが、トランプの交渉術に関わってくると考えています。

 はじめに、トランプの交渉術を紐解いていきます。

1.明確に分析をせずに、現状より自分側に有利に働くことを吹っ掛ける。

(この場合、自分の方が力を持っていることが前提となる)

2.相手を交渉のテーブルに引きずり出す。

3.力の関係性から相手は要求を、ある程度〜100%の間で呑まないといけなくなる

 or相手と関わりを持たない事を決める。(しかし関わりを持たなければより損をしてしまうので、要求を呑む可能性が高い。)この場合関わりを持たなくなった場合の悪い例は北朝鮮ですね。

こうして、トランプは自分の方に力を引き寄せると考えます。そしてこの際、post truthが叫ばれているように、真実は重要ではないのです。トランプの支持者は様々な情報飛び交う過酷なグローバル資本主義社会から取り残された人が主と言われていますから、情報リテラシーは決して高くなく、正しそうな事を行なっていれば、支持率は維持できます。

 そして既存メディアを悪と決めつけることで、情報リテラシーが高くない支持者たちは、メディア情報よりもトランプ情報を正としてしまいます。

 トランプは今後、ホワイトハウスに不法移民に子供を殺害された親を招いて、メキシコに壁を作る正当性を高めるそうです。しかし、そんなに不法移民の犯罪率(取り分け人口○○人あたりの殺人事件件数)が高いのか?というのは気になります。

www.nhk.or.jp

実際にこんな話も出ているわけです。ビジネスでは法律の範囲で金を生み出せば、振る舞いは多めに見られますが、外交にそれを持ち込んでしまうのは極めて危険ではないのか?というのを今回思いました。

仮にメキシコに壁ができてメキシコがそのうちの何割かを負担したとしましょう。メキシコ側からは憎悪の感情が湧き出るでしょう。その結果暮らし向きが悪くなればよりアメリカを恨む形になります。すると自国でも過激な奴が、首長選挙に出てきて、一定の人気を得ます。そんな流れが他の国にも連鎖して、人々の目が世界から自国に向いて、視界が狭まります。そんな連鎖がどんどん続くと、皆の視野が狭くなり、やがて盲目になってしまう。

これは極論ですが、そうならない事を願っています。

 

ワイドショーコメンテーターのタレント化への違和感

こんばんは。

最近、暇な時にテレビをザッピングしていて感じたワイドショーのコメンテーターがタレントさんに偏ってしまっている事への違和感を語っていきたいと思います。

 

①タレントは専門家と視聴者のつなぎ役として存在しているべきであった。

 

htakeno259.hatenablog.com

 以前、限定合理性について記事を書いたのですが、我々は知り得た情報からしか、物事を判断するしかありません。だからニュース番組やワイドショーでは専門家が登場し、世界情勢や残虐な事件に対して、彼らがこれまで培ってきた知識や理論を用いて、視聴者に理解させます。しかし、すべての視聴者が専門家の説明を一回で理解できないことも多いかと思います。そこで現れるのがタレントです。視聴者目線で、再度質問をしたり、知りたいことを聞いていきます。そして視聴者により理解を促していきます。今までの役割はここであったと思います。

そしてこの能力に一番優れているのが池上彰さんでしょう。

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自ら掘り下げて専門的なことを説明し、インタビュアーとしては視聴者目線で、政治家を始めとする権力者に斬り込んでいく。専門家、ジャーナリスト、タレントとしてテレビには欠かせない存在になっています。

しかし、ワイドショーではタレントまでもがコメンテーターとして存在する状態が日常化しております。これは限定合理性の面から、由々しき事態であると考えます。

②与えられた知識に対して、自ら善悪を考える機会を奪われる。

タレントという人たちは、ワイドショーで放送されるニュースに対して、視聴者同等、もしくは+αの知識しか持ち得ていないのではないかと考えます。

その限られた情報の中で、彼らはスパッと歯切れよく物事を斬っていきます。私はこれがあらぬ印象を視聴者に与えてしまったり、誤った情報を拡散させる原因になり得ると考えます。

また、視聴者と同等の知識で斬った人が、視聴者に私が正しいみたいな印象を与えてしまえば、本来であれば専門家の知識を基に、視聴者自ら善悪について考える機会があったにも関わらず、タレントの意見に自分の考えも持っていかれる可能性もあると考えます。

タレントは良いギャラももらっていますし、次の仕事にも関わるゆえ、歯切れの良いコメントを使うのは仕方ないのかなとも思いますが、私としては本来人間はそんな単純なものじゃないっていうのが根底にあります。

人の一部を悪行だけで全てを叩く。一部の意見だけで右派や左派かに分けられてしまう。世の中がそんな風に要約したがっていて、タレントさんのコメントにもそれを感じてしまう瞬間が少なくありません。

③そもそも、タレントがコメンテーターとして活躍できるようなニュースが多くなった?

昨年は特にそうだったと思いますが、タレントの不祥事に対して、別のタレントが専門的にコメントする機会も多かったのではないかとも思います。だからタレントのコメンテーターが増えたのではないかと。

それでも昔は、社会的ニュースと芸能ニュースでもう少し住み分けができていたように感じるのです。こんなに芸能ニュースを取り扱う番組って多かったっけ?て思っています。

一時期偏向報道という言葉が話題になりましたが、今のワイドショーは、知識を重視せず、視聴率を重視する方向に傾いている感じが否めません。

 

SLを撮りに〜南房総SL撮影記

友人のおいたそ氏から、1月15日(日)内房線外房線でSLが走るよ!とお誘いを受けたので、是非!と行くことにしました。

SLなんて中々見に行けないですからね!

いざ当日。丁度大寒波が到来していたので寒かったです。それでも房総半島は全国で言えば相当マシな方だった。

今日の機材は、NIKON D4+TAMRON 70-200mm F2.8 のコンビ。

レンズは、本当ならNIKONの70-200が欲しかったですが、やっぱり高い。

そこで、前に一度お試しで使ったことがあり、安くてボケ味も良いTAMRONを選択したのです。

家から車で1時間ほど走り、最初の撮影スポットである九重-千倉の間へ。

今回の運行は、内房線館山駅から、外房線勝浦駅まで。通常は冬でも暖かい南房総地帯ですが、いやいや。。この日は雪が積もっていましたよ。この当たりは南房総でも内陸のあたりだったので、より寒かった。

そして、撮影場所には警備員さんが!200人体制で警備とのこと。いやはや。本当にご苦労様です。

この場所で撮影した写真がこぉちら!ダウンタウン浜田風)

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うーん。イマイチですね。左側切れているし。しかもSLじゃないし!

そう。午前中の走行は電気機関車が引っ張っているのです。本番はお昼からなのです。

下には雪が積もっていたのですが、上の木には雪が積もっていなく、白と鉄道のコントラストになり切れていないですね。

気を取り直して次の撮影スポットへ。

次は江見〜太海間にて撮影。

本当ならば海を入れる形で撮影したかったのですが、その地点には数十人の人が既にセットしていたので、ちょっと離れてみて撮影。コォチラッ!

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踏切を入れて、ローアングルで撮影。右の景色の存在感をもう少し消せば良かったなぁと後になってみると思います。

さぁ、そして午後からやってくるSLに備えるために昼からの撮影スポットである国道128号線の高架橋へ。確認のあと、お昼を食べて、SLを迎え撃つ最初の撮影スポットへ。安房小湊付近だったと記憶しているのですが。

ここのスポットはかなりの隠れスポットでした。写真はコォチラァ!

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ようやくSLが姿を現しました。空気抵抗は受けやすいですし、前面に運転士さんが乗っていなかったり煙出したりネガティブ要素はありますが、でもやっぱりかっこいい!この塊感、黒光り感、メカメカしさ。たまりません。

感動の余韻を引きずりながら、午前中に確認をしたスポットへ。ここでは海とSLが一緒に写せるのです。だからやっぱりたくさんの人が。そして橋とSLの間にも色々と障害物が存在しています。そんな制約の中撮った1枚がコォチラァァ!

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飛び道具lightroomを使いました。SL周辺の緑を抜くことで、ノスタルジック感と海と客車の青を強調してみました。ここでは良い具合に煙を吐いてくれています。

 

そして最後、時間に間に合うのか微妙な中、最初にいたスポットへ戻ります。時間はギリギリ、そして朝とは打って変わって多くの人が存在していました。ロケーションもほどほどに、やってきたSLを素直に撮った写真がコォチラァァァ!

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通り過ぎる車を避けることができなかったのですが、ダイナミック感としては良かったかなぁと思います。この画角のまま、もう1コマ待機して入ればより良かったかもしれません。

今回SLを撮っていて感じたことは、SLは車両の上をどんよりとした雲(煙)が覆うんですね。そこで車両の黒と煙の白で良いコントラストが生まれる。

今回、また新しい被写体と出会うことができて良かったです。

SL自体は今週末も走っているそうなので、興味のある方はぜひ!(今週末の方が混んでいるようですが。。)

 

囲い込みは有効か?

お店で買い物をするとポイントカードを作らされる。

携帯電話を契約すると、2年間は契約解除できず、解除する場合には違約金が発生する。

今までは音楽を聴くのには聴きたい音楽のCDを購入すれば、半永久的に聞けたが、現在ではサービスに加入して月に幾らかのお金を支払って全ての曲を聞けるようになる。しかし10ヵ月後に同じ曲を聴きたければ、10ヵ月間お金を支払い続けるか、10ヵ月後に再度契約する必要がある。

会社では派閥が存在し、力のある派閥でゴマをすり続けると、良いポストが約束されたりする。

クレジットカードはポイントカードやキャッシュカードとくっついて、利用されやすいポジションに居座っている。

http://a1842.phobos.apple.com/us/r30/Purple5/v4/c7/b6/9d/c7b69d0e-b32a-8107-c1ac-0ea686ae995d/pr_source.png?downloadKey=1419506646_c4182fa8775d3c667e333f91554021cf

ヨーロッパでは中東から難民が相当数入国しようとしているが、自国民が難民受け入れ反対デモを行う。

アメリカではメキシコに壁を作り、イスラム教徒を追い出す。なんて言っている人が大統領に当選した。

news.yahoo.co.jp

隣のあの子の彼氏は、あの子のことを随分と束縛しているらしい。

これらは囲い込みの一例である。

今回は、これらの囲い込みが発生する理由や囲い込みによるデメリットについて述べていこうと思います。

囲い込みが生じる理由

最大の理由は、囲い込む側が利益をより得たいが、主力商品での差別化ができず、仕方なく囲い込むのではないかと考えられます。携帯電話キャリアなんか1社が新サービスを打ち出すと他者なんかその日のうちに追従しますからね。差別化ができない以上顧客の流出リスクは高まってしまいます。

また、アップルのApple musicは、アルバムを2枚も3枚もitunesで購入するユーザーから得られる利益は減りますが、ダウンロードし放題という特典をちらつかせることで、月に数曲購入するライトユーザーから継続的に1000円を頂くことができます。

一方、ヨーロッパでの移民問題は不安定な労働者階級の国民がデモを起こします。難民によって今の働き口、社会保障が失われかねないという思いを引き起こしているからです。

デモを起こす人達は、裕福な国の中でも難民に近い収入を得て、暮らしをしている人です。だから国で囲い込んで既得権益を確保したい思いがあります。

自由競争が許される場で差別化し辛いと囲い込みが発生します。もはや人間の本能でしょうか。

 

囲い込みのデメリット〜グローバル資本主義と逆を向いている〜

グローバル資本主義、そして特にアメリカはアメリカンドリームという言葉に象徴されるように、イノベーションを起こせば、多少の人種差別はあれども、それまでの収入や人種に関係なく成功することができるという、1つの理想を具現化していました。

だからアジア、中東、南米から今でも沢山の人が移民として成功を夢見てアメリカへ渡って行きます。

グローバル資本主義の台頭で人々はよりリベラルに経済活動をし、国に囚われず商売ができるようになりました。

その結果、資本主義の特徴の1つである企業間の競争はより激化しています。

日本の電機メーカーは、外資系企業と争うことになり、競争力に欠けるメーカーはあっという間に叩きのめされてしまいました。もはや日本市場ですら外資系企業に侵食されてしまいました。勝者総取りとでも言いましょうか。

しかし、トランプ政権が内向きの政策でその流れを変えようとしています。

自国のみを過剰に保護するという流れは、イノベーションに次ぐイノベーションで自らを鍛錬し、世界市場を席巻したアメリカンドリームを捨てに行っていると感じてしまいます。

新政権にゴマをするか、自国民を優遇する政策で世界に開かれた市場のアメリカを囲い込もうとしているのです。

アメリカンドリームで成功した人が、その流れを変えていくのか?という所に興味が湧きます。一方で主要閣僚は大富豪ばかりと噂されていますから、うまい所に落ち着くののか?とも感じます。

今後トランプ政権になってある意味(支持者には)政府が大きくなって、グローバル資本主義化から遠ざかる可能性を感じます。

ただ、企業は生き物のように本能的に安価で生産できる場所を見つけ出します。(だからメキシコに工場を作った)ネズミのように販売網を世界中に拡散させます。この企業の本能みたいな性質は大統領権限で抑えきることができるのでしょうか。

 

グローバル資本主義の退行ということで、囲い込みのデメリットとして書きましたが、より激しい競争の発生と勝ち抜いた企業の富の独占といった形で、資本主義は正解なのか?という話もあります。

今回のアメリカの選択肢はリスキーですが、ここでリスクをとってみて、我々やアメリカ国民の視野が広がるかもしれません。リスクを取ることが資本主義の本質ですからね!

日本では2009年の政権交代以降、もう民○党はコリゴリ!なんてことになってしまいましたが。。