Isle of dogs 犬ヶ島 楽しい映画(ネタバレあり)
昨日、話題の映画「犬ヶ島」を見てきました!
鬼才 ウェス・アンダーソン監督
そして脇を固める日米の豪華声優陣!
何より私が毎週欠かさず聞いているラジオのナビゲーターである野村訓市氏が全面で携わっている
という事で見に行ってきました。
見に行く前の期待は
日本人が携わっているけど海外から偏った目で見た日本が前面に来ているのかなぁ?
とちょっと肩透かしを食うかなぁと感じたのが本音。
しかし、いざ見て見ると、
繊細なビジュアル!
豪華声優陣が操る個性あふれる犬たちの活躍!
野村氏の熱演!
あっという間の2時間でした。
舞台は架空の都市「メガ崎市」
メガ崎の看板が、漢字とカタカナが混じっているとは思えない収まりの良さ!
メガ崎市長の小林氏は、犬ウイルスを蔓延させ、犬を滅ぼそうと、ゴミの島に犬を隔離しますが、市長の養子である12歳のアタリ少年が、かつて相棒であったスポッツを探すために命がけで島に潜入します。
島で出会ったのはウイルス感染中の個性豊かな5匹の犬たち。
皆かつては人と暮らしており、アタリ少年の犬を思う気持ちに心打たれた彼らはサポートする事を約束します。
犬たちは病気気味なのですが、皆ツボを抑えていて愛くるしい。
5匹の中でも1番のアウトローな犬「チーフ」はアタリと距離を置きますが、アタリと2人きりで行動することになった結果、関係を深め、「取ってこい」をするまでになります(笑)
個人的にはこの「チーフ」が一番良いキャラクターだったかなと思いました。彼が不思議な物語に感情移入させてくれる存在だと思いました。
最終的に市長とアタリは考えの相違によって対決することになるのですが、市長が引くことによって、犬は市内に戻り、アタリは12歳の若さで市長になるのです。
ちなみに市長の声は野村さんが演じていました。ラジオの声とはとは違う感じが良かったです。
ストーリーの感想
コミニュティの排除を現代社会に結びつけるのは安易な感想だと思いますが、その要素を入れ込んでいるのは間違い無いでしょう。
しかし、自分が良いと思ったのは、排除された犬たちに悲壮感が漂っていないことだったと思います。
日々を何とか生き延び、徐々にコミュニティを回復させ、反撃をする姿勢。この我慢強さは犬ならではでしょうか。。。