フルマラソンを完走した話(2)
前回書いた記事
の続き。
さぁ、スタートして日頃の練習の成果を見せる時ぃぃ!
ってな感じですぐにペースを上げて走ることは難しかったです。先頭から徐々に動き出すので渋滞が発生しています。かれこれ5km地点まで断続的な渋滞が続いていたでしょうか。
ようやく、自分の本来のペースであるkm/5分前半で走れるようになったのは5km地点を過ぎてからです。そして見えてくる最初の給水地点。しかしまだトイレに行きたい感覚が残っていたのでパス!(実はこれあまりよろしくないみたいです。人の脱水は喉が渇いた時には割と進行しているのだそう)これ以降は全部の給水地点で補給したんですが。そしてペースアップ!マラソンしている感覚がようやくしてきましたよ。経験者をよそにペースアップして調子に乗る自分。この後しっぺ返しが待っていることを知ってか知らずか…
コースは市街地から田舎道に突入。景色が代わり映えしないのが地味に辛い。ゆるやかなカーブ、アップダウンが続きながら進んで行きます。この辺から催すのを我慢できなくなった男性ランナーが道の脇で事を済ませていますww これが東京マラソンなら逮捕ですかねw 気持ちはわかりますが、マナーは守りたいものです。
このペースを維持しながら25kmまで。25km地点で気付くのですが、これだけ走っても、体中が冷たい。降っている雨が体温を奪っているようです。気温も8度。なかなか辛いコンディション。お腹も空いて、発熱するカロリーがないような感じで、段々辛くなってきたゾォ〜。。もう正午過ぎてるしお昼の時間だなぁ〜。
そんな時、目に飛び込んできた私設エイド!!飲み物とバナナダァ!本当にありがたいですねぇ。雨の中テントを張って、ランナーを待っていてくれるのです。せっかくの休みですが、応援して頂いて、本当に有難い限りです。
さらにプロテインも飲んで、体が温まってきました。この後先の私設エイドで、おしることおにぎりも頂きました。さらに先では、福知山銘菓も配っておりました。(お菓子の中に、生地の中が餅になっているものがありまして、それを食べながら走っていたら、ちょっとしんどかったw) 体温の上昇はOK。
そしていよいよ30km,そして、足に潜む魔物が私に牙を剥き始めました。
膝から、股関節への痛みが始まったのです。痛みはじめは、まだ我慢して走れたのですが、33km地点、ついに我慢できずに1度立ち止まってしまいました。いてぇいてぇ。歩くことで精一杯。途中で抜いたランナーに抜かれ返されます。ストレッチしたりもしてみましたが、全く痛みは引かない。ここから39km地点までは走って、歩いての繰り返し。屈辱に耐えながらも少しずつゴールに近づいて行きます。
そして意を決して39km地点。『もう俺は歩かん!ここから先諦めて歩いたら俺はこの先何をやっても上手くいかないからな!と暗示をかけて走り始めました。
もう前半の時からは明らかに遅いペースでしたが、とにかく走り続けました。このコース名物、40km過ぎからはゴールまで上り坂!の洗礼がやってきましたが、暗示をかけた効果か、何とか坂を登りきり、ゴールへとなだれ込みました。
タイムは公式だと4時間19分。スタートライン通過後のタイムが4時間13分。目標のサブ4には後少し届きませんでした。でも完走できてよかった。
いやぁー!ゴール後の豚汁とおしるこがうまいうまい!さらにその後、福知山駅前でつけ麺も食べてしまいましたよww
完走して、次に向けて得たことが2つあります。
1.長距離を走る練習をもっと増やすべき。
20kmランは何回か繰り返した方が良かったなぁと思いました。そうすれば後半の足の痛みはもう少し緩和されていたでしょう。
2.前日に長距離を走らない。
前日に軽い筋肉痛を引き起こすくらい走っていたのも良くなかったなぁと思います。2~3kmくらいで良かったに違いない。
3.水分補給はこまめに
結局今回のマラソンはトイレに行かなかったんですよね。スタート前に行けなかったにもかかわらず。。やはり相当の水分を放出していたんだなぁと思います。
股関節の痛みは2週間を経過してもまだ痛かったです。大会以降走っていなかったのですが、そろそろ健康を考えて、サブ4のリベンジを願ってまた走り出しましょうかねぇー!